『設計事務所って何をしてくれるのかわからない』『建築家って遠い存在』と思われている方『建築をどこに頼んだらいいかわからない』と迷っている方に、私どもの仕事・役割・姿勢をお話しいたします。
家への思いを図面に託す!
その3 住宅を建てるために設計図面は何枚必要?
建物を建てるために最低限必要な図面は、配置図と平面図の2枚です。必要な事柄が書き込んであれば本当に2枚の図面だけで許可が下ります。(構造計算書等は必要です)
工務店やハウスメーカーは立面図・断面図を加えた4枚で家を建てることもあります。親切なところは更に矩形図・各階平面詳細図・各階電気設備図を加えた9枚ほどで施工します。
設計事務所は建築主の要望に応えるために、展開図・建具図・各種伏図・部分詳細図・外構図等20枚あまりを揃えます。建築主の細かい要望を検討するためにも図面が必要なのです。更に、模型やパースを用いて検討することもあります。
図面枚数が多ければ良いと言う事ではなく、これだけの図面を書かないと思い描いた通りの家が正確にできないと言う事です。必要だから書くのです。
配置図 | 建物の配置や敷地示した図面 |
平面図 | 間取り図 |
平面詳細図 | 間取り図をより具体化した図面 |
電気設備図 | 照明器具の配置やスイッチ・コンセント配線図 |
立面図 | 外観姿図 |
断面図 | 建物を垂直に切断し横から眺めた図面 |
矩形図 | 断面をより具体化した詳細図 |
展開図 | 各部屋を横から東西南北の四方を見た投影図 |
建具図 | サッシや木製建具のデザイン図・配置 |
伏図 | 基礎・床・天井等の詳細 |
外構図 | 建物外部のアプローチ・植栽・塀・ガレージ等の配置や詳細 |
「こんなこと聞いていいの?」というようなことでも、なんでもお聞かせください。私たちは、建築主である皆さまと家を建てる職人さんたちを結びます。
「家は3度建てないと満足できるものにならない」と言われますが、3度も建て替えられる人は多くはありません。私どもは、設計理念に基づき、ひとつずつ丁寧にきめ細かくゆっくりと設計を進めてまいります。