中庭のある家にあこがれるけど『敷地が狭い』『予算オーバーしそう』と初めからあきらめていませんか?中庭って和風なイメージがあって興味がない方もいらっしゃるかもしれませんね。わたくしどもは、さまざまな敷地条件にあわせて、お客様に中庭の提案をいたします。
考え方を変える
こんな場合は中庭で解決
- 敷地が狭くても庭を十分確保したい
- 密集地だけど日当たり良く・風通しの良い家にしたい
- 周囲の視線を気にせず開放的に暮らしたい
- お風呂からゆったりと庭を眺めたい
お客様からこんな要望が出た場合、私どもは中庭のあるプランを提案します。
敷地全体・建物空間全体の中で中庭の位置を決めるとき、お客様の生活スタイルに合わせていくつかの設計ルールを決めています。
- 小さな坪庭をつくらず、なるべく大きな中庭をつくりその周りに部屋を配置する
- 敷地全体をめいっぱい使って、中庭を屋根のない一つの部屋ととらえる
- テラスデッキやバルコニーと中庭を関連付けて一体的にプランニングする
わたくしどもの考えをお伝えするために、いくつかのプランをご紹介しましょう。
1.大胆な中庭を取り込んだ家
延べ床面積34坪の総2階建ての家がコの字型に中庭を囲むパティオ形式です。
従来の中庭と違ったイメージを持たれると思います。中庭があってこそ成り立つプランです。庭が建物と一体になっているので、敷地のフリースペースが多くなるのも中庭のメリットです。
※パティオとは
コの字型の母屋と外廊下により仕切られた空間で住宅の内部と一体的に使用できるように計画された中庭のこと
テラスデッキとバルコニーも中庭と一体化し屋外階段で1.2階を 行き来できます。外からの視線が気にならないように窓は中庭に向いて開けているので、どこの部屋からもシンボルツリーが見えて、すがすがしい景色と風と光のある暮らしができます。建坪を増やすより中庭がある快適な生活を選択することを考えてみて下さい。
「こんなこと聞いていいの?」というようなことでも、なんでもお聞かせください。私たちは、建築主である皆さまと家を建てる職人さんたちを結びます。
「家は3度建てないと満足できるものにならない」と言われますが、3度も建て替えられる人は多くはありません。私どもは、設計理念に基づき、ひとつずつ丁寧にきめ細かくゆっくりと設計を進めてまいります。