テラスがつなぐ2世帯住宅。道路側からの視線気にせず、日々の暮らしに安心感と開放感のある家です。間口一杯に格子をあしらい和風の趣がありますが、深い奥行き方向は白い壁に黒い腰壁のモダンスタイルです。
天井を解体すると既存の梁の木組みが姿を現しました。屋根を吹替えトップライトを設けたので、上からの光で梁(はり)が美しく映えます。玄関から吹抜けを見上げると、この家の歴史を感じます。
玄関前の大きなポーチと6畳ほどあるテラスがが特徴的な家です。内部は無垢(むく)材の柱や梁(はり)がむき出しになっていて力強さと安心感があります。床はモミの木の無垢(むく)材・壁と天井はスピンオフ塗りで、身体が喜ぶ空気が満ちています。
階高を低く抑えた平屋が、大屋根でどっしりした家になりました。中庭を取り囲んでいるので、大きく見えます。アクセントにもなっている白い格子を抜けると、半屋外の玄関ポーチがあり物置と玄関へのアプローチになっています。
太い柱が屋根を支えているスリットが印象的な家です。外に閉じて内に大きく開いた、光と風が通り抜ける広がりのある空間になりました。
狭い敷地に、無駄のない無理のない家を建てました。木造打放しは築後12年が経過しても古さを感じさせない美しさがあります。
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閑静な別荘地に建つ、三角屋根がふたつ並んだシンボリックな家です。月日と共に一層周りの自然と調和し美しさが増しています。